九州豪雨 熊本・芦北の孤立解消 白石地区1カ月ぶり ボランティア、復旧に汗
毎日新聞
2020/8/2 西部朝刊
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九州豪雨で被災した熊本県芦北(あしきた)町の白石(しろいし)地区で1日、崩落した県道の仮復旧工事が完了して約1カ月ぶりに孤立状態が解消した。これまで9世帯23人がとどまっていたが、県道が開通してごみ収集車や重機を積んだトラックが続々と入り、災害廃棄物の撤去がようやく本格化。熊本県内の孤立集落は、球磨村の境目(さかいめ)地区(8月中旬に解消の見通し)が残るだけとなった。
町役場から東約10キロにある白石地区は、氾濫した球磨川の左岸沿いに建ち並ぶ住宅の浸水被害が相次ぎ、唯一のアクセス道路の県道は護岸もろとも数十メートルにわたって崩落。これまで集落の約2キロ手前までしか車が入れなかったが、国土交通省九州地方整備局の応急工事が完了。住民の車や緊急車両、災害支援車両の通行が可能となった。
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