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星がつなぐ戦時と今 「天文航法」テーマの番組 ユーチューブで公開

星の高さを測る実習をする和夫たち=Ⓒ山梨県立科学館・五藤光学研究所

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 太平洋戦争中、飛行機の搭乗員が星の位置から自らの現在地を割り出すのに使った「天文航法」をテーマにしたプラネタリウム番組「戦場に輝くベガ―約束の星を見上げて―」が1日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で無料公開された。コロナ禍で平和関連イベントが中止となる中、戦後75年に合わせ、一般社団法人「星つむぎの村」(山梨県北杜市)が初のオンライン上映に踏み切った。15日まで。【椋田佳代】

 海軍に入隊して爆撃機の偵察員になった大学生の和夫と、天文航法に必要なデータを計算する勤労動員に従事した幼なじみの女学生の久子が、離れていても織女星のベガを見上げる約束をするストーリー。沖縄戦出撃の前夜、和夫は久子に宛てた手紙に「星が武器としてではなく、希望の光として輝ける日がくることを祈っています」と残す。

こと座のベガを見上げる約束をする和夫と久子=Ⓒ山梨県立科学館・五藤光学研究所

 「星つむぎの村」代表理事の高橋真理子さん(50)が山梨県立科学館に勤務していた2004年に、爆撃機銀河隊の文書作成を担う要務士だった男性と出会ったことがきっかけで制作がスタート。天文航法を素早く行うために必要な高度方位暦の計算を行った元女学生など、20人以上の戦争体験者に聞き取りをして06年に完成させた。14年にリメークし、全国延べ28カ所で上映され、小説にもなった。

 高橋さんは「戦争について語らなくなっているが、何かやらねばと考えた」と語る。高橋さんと脚本を担当した跡部浩一さん(58)は「星があの時代と今をつないでくれた。遠い昔の誰かの話ではなく自分のこととして見てほしい」と話す。

 上映は約27分。ユーチューブから閲覧できる。上映に合わせ、三鷹市ホームページで高橋さんらのオンライン講演会が公開されている。同市役所では3~31日に高度方位暦のレプリカなどの展示もある。

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