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再開の土俵

五月場所の休場を経て再開された大相撲の七月場所。日本相撲協会が新型コロナウイルス感染対策の徹底を図る中、困難な状況で土俵に立ち向かう力士たちの姿を追います。

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再開の土俵

相撲勘取り戻せず 「感染対策」影響が土俵に 出稽古禁止のまま秋場所へ

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新型コロナウイルス感染防止を呼びかける告知旗を持って土俵を回る呼び出し=東京・両国国技館で2020年7月31日午後4時57分、宮間俊樹撮影
新型コロナウイルス感染防止を呼びかける告知旗を持って土俵を回る呼び出し=東京・両国国技館で2020年7月31日午後4時57分、宮間俊樹撮影

 大相撲7月場所千秋楽の2日、日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は15日間を振り返り、新型コロナウイルスについて「陽性者が出なかったのは幸いだ。(当初は)無観客で(開催)と考えていたところ、感染対策強化に努めながら、お客さんを入れて開催できたのは非常に大事なことだと思う」と語った。

 定員4人のマス席を1人で利用し、声援も控えるなど「新たな観戦方式」を強いられた観客はもちろん、力士たちにも「感染対策」が求められた。濃厚接触者になることを防ぐため、支度部屋では準備運動をする時もマスクの着用が求められ、「慣れない」「息苦しい」などの意見が聞かれた。

 そもそも、力士たちは4月からぶつかりなど接触を伴う稽古(けいこ)の自粛が求められ、解禁になったのが6月25日。出稽古は禁止されたままで、横綱・白鵬は「今までにない場所を迎えることは、ちょっと想像ができない」と口にしていた。そんな不安が的中するかのように、初日から10連勝後に2連敗し、右膝の負傷で休場に追い込まれた。2日目から休場した鶴竜が初日に「腰砕け」で敗れたのは、足技が空振りしたもの。両横綱…

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