黒沢清監督の新作「スパイの妻」が、ベネチア国際映画祭の、金獅子賞などを競うコンペティションに選ばれた。驚いたのは黒沢作品のコンペ入りよりむしろ、ベネチアが予定通り9月2日に開幕することの方だ。
国際映画製作者連盟はコンペ部門のある14の映画祭を公認していて、これらが映画界では「Aクラス」とされる。今年はコロナ騒動で、その開催日程がメチャクチャになっている。
2月のベルリンこそ事なきを得たが、以降は映画祭どころではない。4月のモスクワは延期、5月のカンヌは実質中止、6月の上海も延期、7月のチェコ・カルロビバリ、8月のスイス・ロカルノとも中止。その中でベネチアが、当初予定通りの開催に踏み切ったのだ。カンヌ、ベルリンと並ぶ3大映画祭の一つ、ベネチアの動向は、世界中が注目していた。
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