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奇跡の傍らで

出産の時にもマスク着用を 赤ちゃん守るために=荻田和秀・りんくう総合医療センター産科医

産科では普段から感染対策に万全の注意を払っている マンガ「コウノドリ」(c)鈴ノ木ユウ/講談社)

 新型コロナウイルスの感染がほぼ第2波に突入しています。終息の兆しが見えない新型コロナ感染症の流行は出産の現場にも大きな影響を与えています。

 厚生労働省は5月末、妊婦さんについては、濃厚接触の機会や症状がなくても希望に応じて新型コロナウイルスのPCR検査を公費負担(無料)で受けられる、という通知を都道府県に出しました。本来は症状がある人に限って受けられる検査ですが、妊婦さんの不安を解消するために特例を認めたのです。多くの自治体では対象を妊娠後期に限定したり、妊婦さんが十分な説明を受けた上で納得した場合に限ったりして対応しています。

 それはPCR検査の結果の信頼性に限界があるからです。まず検査結果が陰性でも安心はできません。結果が示しているのは、検査時点で引っかからなかったという事実だけです。感染から間もない場合は検査で陽性にはなりませんし、検査後に感染することもあり得ます。何よりも、感染しているのに検査に引っかからない人が相当数います。こうしたケースを「偽陰性」といいます。その頻度は20~30%に及ぶと言われています。また…

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