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SDGsを学ぶ/上 児童の手でほたる池を再生

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手作りのろ過装置で池の水の浄化実験を繰り返す大阪教育大付属平野小の6年生の児童=大阪市平野区で2020年7月6日
手作りのろ過装置で池の水の浄化実験を繰り返す大阪教育大付属平野小の6年生の児童=大阪市平野区で2020年7月6日

 <kyoiku no mori>

 自然環境の保護、貧困の根絶、平和と公正の実現――。国連で2015年に採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」は17の目標を掲げる。これらを達成するための活動の担い手を育てる教育(ESD)が今、注目を集めている。先進的な実践例を2回にわたって紹介する。

大阪教育大付属平野小 研究重ね独自ろ過装置

 「すごーい」。7月9日夜、大阪教育大付属平野小(大阪市平野区)の校舎裏にある池で、ヘイケボタル約130匹が放つ柔らかな緑色の光に、児童らから歓声が上がった。

 池を囲んだ6年生たちは、この日の鑑賞会を特別な思いで迎えた。この池は「ほたる池」と呼ばれ、かつては蛍が定期的に放たれ、繁殖も試みられていた。しかし、約20年前に浄化ポンプが故障して以降、水は濁り、周囲は草木が伸び放題になり、長らく蛍の生息が途絶えていた。1年以上かけて池の再生に取り組んできたのが6年生だった。

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