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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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九州豪雨 あす1カ月 熊本・球磨村「千寿園」 遅れた2階避難

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球磨川支流の氾濫により浸水した特別養護老人ホーム「千寿園」=熊本県球磨村で7月4日、本社ヘリから田鍋公也撮影
球磨川支流の氾濫により浸水した特別養護老人ホーム「千寿園」=熊本県球磨村で7月4日、本社ヘリから田鍋公也撮影

 入所者14人が犠牲になった熊本県球磨村渡(わたり)地区の特別養護老人ホーム「千寿園」。7月3日から降り続く雨は日付をまたいで勢いを増し、屋根や地面を激しく打ちつけていた。「川の近くにいる人はすぐに避難してください」。園の約300メートル南には1級河川の球磨川が、すぐわきには球磨川の支流「小川」が流れている。闇夜を突いて繰り返し避難を呼びかける消防無線の声は施設内にも聞こえていた。約60人の入所者に対し、当直職員は5人。入所者には認知症の人や要介護度の重い人も多い。園の様子が心配になって近隣住人が一人また一人と駆けつけてきた。

 4日午前4時50分、気象庁が大雨特別警報を発令。土石流を警戒した職員らは南側の建物に入所者を集めたが、その間球磨川の水位は急上昇した。危険を感じた職員と近隣住人の計十数人が午前6時前後から入所者を2階に誘導。エレベーターはなく体の不自由な人は数人がかりで抱えた。支流がある東側のガラス窓を突き破って濁流が流れ込んできた時には20人ほどの入所者が1階に残っていた。濁流はみるみる建物1階をのみ込んだ。…

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