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お盆は帰れる?帰れない? 揺らぐ政府発信 西村氏「控えて」菅氏「気をつけて」

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記者会見する西村康稔経済再生担当相=内閣府で2020年8月3日午後4時18分、竹内幹撮影
記者会見する西村康稔経済再生担当相=内閣府で2020年8月3日午後4時18分、竹内幹撮影

 新型コロナウイルス感染症の再拡大が続く中で、お盆の帰省の是非に関する政府の発信が揺れている。「慎重に考えないといけない」との2日の西村康稔経済再生担当相の発言を、菅義偉官房長官が3日午前に「一律に控えてと言っているわけではない」と打ち消したのに、西村氏が3日夕に打ち消し直すなどしている。高齢者との接触を伴いがちなお盆の帰省とは別に、政府は東京発着以外の観光旅行を推進する「Go Toトラベル」キャンペーンを展開しており、野党は「二転三転、支離滅裂、七転八倒だ」(共産党の小池晃書記局長)と批判している。

 菅氏は3日午前の記者会見で「お盆の帰省をするとかしないとか方向性を言ったものではない。高齢者に感染が広がる可能性があるので、お盆の帰省に関する注意事項について、専門家の意見を聞く旨を言ったものだ」と説明。「とにかく気をつけてということだ」と述べ、週内に開く専門家らによる対策分科会で、帰省の際の注意点などに関し意見を聞く考えを示した。

 一方、西村氏は3日夕の会見で「家族旅行で感染防止策を講じて過ごす分には問題があるわけではない。しかし家族でおじいちゃん、おばあちゃんと過ごすとなると事情が変…

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