米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士2人を乗せた米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」が2日午後(日本時間3日午前)、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した。民間企業による初めての本格的な有人宇宙船の飛行だったが、打ち上げから帰還まで成功裏に終えた。
ISSで2カ月間の滞在を終えたロバート・ベンケン(50)とダグラス・ハーリー(53)の両飛行士は、1日午後(同2日午前)にクルードラゴンでISSを離脱。機体は約19時間後に大気圏に突入し、最後はパラシュートを開いて米フロリダ沖に着水した。
今回は試験飛行との位置づけ。帰還した機体の健全性などが今後確認されれば、9月下旬にも日本の野口聡一飛行士(55)が運用初号機に搭乗し、半年間の長期滞在のためISSに向かう。NASAのジム・ブライデンスタイン長官はオンライン上での記者会見で「我々は今日、歴史を作った。これは月、そして火星に行くための出発点だ」と語った。
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