九州豪雨1カ月 被災者6割超「住まい確保の見通し立たず」 熊本・球磨村調査
毎日新聞
2020/8/3 19:52(最終更新 8/3 20:41)
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九州豪雨の発生から4日で1カ月になるのに合わせて、球磨(くま)川の氾濫などで甚大な被害を受けた熊本県球磨村の被災者60人に毎日新聞がアンケートしたところ、6割超に当たる40人が住まいを確保する見通しが立っていないと答えた。回答者の4分の3は「被災前と同じ場所に住みたい」と望んでいるが、経済的な理由や高齢で再建に踏み出せない厳しい実態も浮かび上がった。
1432世帯、3510人(7月1日現在)が暮らしていた球磨村では、特別養護老人ホーム「千寿園」の入所者14人を含む計25人が死亡。8月3日現在、約181世帯の390人が村内外の避難所に身を寄せているほか、被災した自宅の上層階や親類宅で過ごす住民も多い。
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