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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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76人死亡、九州豪雨1カ月 熊本、なお2人不明1408人避難 濁流の跡、祈る再建 「長い闘い ゴール見えぬ」

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土砂崩れで犠牲になった住民を悼み、涙する近所の女性=熊本県芦北町で4日、津村豊和撮影
土砂崩れで犠牲になった住民を悼み、涙する近所の女性=熊本県芦北町で4日、津村豊和撮影

 九州を記録的豪雨が襲い、熊本県南部を中心に甚大な被害をもたらした災害は4日、発生から1カ月を迎えた。九州各県の犠牲者は、熊本65人▽大分5人▽長崎3人▽福岡2人▽鹿児島1人――の計76人(3日現在)。熊本県では、今なお1408人が避難所で生活を続けているほか、行方不明者2人の捜索が続く。

 球磨(くま)川の氾濫で広範囲に被害が出た人吉市や球磨村では、防災無線でサイレンが鳴らされ、住民らが黙とうをささげて復興への思いを新たにした。特養老人ホーム「千寿園」の入所者14人を含む25人が犠牲となった球磨村の松谷浩一村長は「この困難な道のりに対し、村民に寄り添って村の復旧、復興に全力で取り組む」と語った。【清水晃平】

 「1カ月はあっという間だった」。熊本県芦北町箙瀬(えびらせ)地区の自宅で亡くなった山本レイ子さん(当時78歳)の夫守さん(75)は、初めての月命日となった4日午前8時半、愛妻の遺骨が納められ、自らの避難先でもある町内の寺で仏前に手を合わせた。

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