曇りの天気が続く街を舞台に、カセットテープに吹き込まれた声を軸に展開していくファンタジー映画「ドンテンタウン」。主演した佐藤玲(りょう)は「演じた女性が自分自身のようだった」と語る。
演じるシンガー・ソングライターのソラは、周囲の求める自分の曲と、本人が考える自分らしさとのギャップに悩み、書けなくなっている。ソラはそんな状況から逃げるように引っ越してきた団地の部屋で、前の住人が残した大量のカセットテープを見つける。聴いてみると、贋作(がんさく)画家のトキオ(笠松将)が日記のように吹き込んだ心の声が録音されていた。物語はその後、ソラとトキオが出会い、ひと夏を過ごす様子が描かれるのだが、それが現実なのかソラの想像の世界なのかは観客の解釈に委ねられる。
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