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新型コロナ 解雇、雇い止め348人 宿泊、製造業が多く 5~7月 /滋賀

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 新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化などを理由に、5月から7月22日までに、県内企業で348人が解雇や雇い止めなどに遭ったことが、滋賀労働局への取材で判明した。県内では7月以降、感染が再拡大しており、関係者は今後の情勢を注視する。【小西雄介】

 同労働局は2月14日から、新型コロナの影響による解雇や雇い止めの人数の集計を始めた。4月末までの累計は0人だったが、5月末には計222人、6月末には計347人まで増加した。同労働局は4月中旬に全国に発令された緊急事態宣言で、人や物の流れが止まり、業績悪化により雇用の維持が難しくなった事業者が増加したことが背景にあると分析する。

 業種別では、宿泊業や製造業、飲食業などが上位を占める。帝国データバンク滋賀支店によると、4月末に大津市内で倒産したホテルでは、従業員約220人が解雇されたという。

 同労働局の担当者は「雇用を維持してもらうため、事業者に雇用調整助成金の活用などをお願いしている」と話した。問い合わせは同局雇用調整助成金センター(077・526・5456)。

研修も連絡もなく解雇通知書 倒産ホテル新入社員、調理師の職探す

 4月末に倒産した大津市のホテルで、新入社員として調理師になるはずだった栗東市の女性(20)が、毎日新聞の取材に応じた。倒産から3カ月が経過したが、再就職先は見つからず、「焦りを感じている」と不安を打ち明ける。

 女性は小さい頃から料理やお菓子作りが趣味で、調理師を目指して大阪市内の専門学校に通った。調理師免許を取得し、学校の紹介で地元・滋賀のホテルへの就職が決まった。しかし、4月1日の新入社員説明会で、ホテルが半年程度休業することを告げられ、4月末には倒産した。事前の連絡はなく、研修すら受けられないまま、一方的に解雇通知書が送られてきた。

 「まさかこんなことが起こるとは」。新生活への期待に胸を膨らませていただけにショックは大きかった。その後、調理師として働ける日本料理店やフランス料理店などの求人を探したが、就職先は決まらなかった。8月からは新聞配達のアルバイトを始め、並行して就職活動を続ける。

 女性は「最初はアルバイトからでもいいので、調理師として働きたい」と話す。一方で、採用を巡って他の調理師経験者と競争することも想定され、「自分が採用される日が来るだろうか」と不安げに語った。【小西雄介】

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