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火論

危うい傍観者グセ=大治朋子

火論

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 ネズミには困っている仲間を助ける習性があるが、近くに「助けないネズミ」がいると一緒に傍観者になってしまう。そんな実験結果が7月8日、米学術誌「サイエンス・アドバンシズ」に発表された。人間以外にも「傍観者効果」があるのではと注目されている。

 傍観者効果は1968年、米国の若手社会心理学者2人が論文で発表して世界的に有名になった。きっかけは64年に米国の住宅街で起きた白人女性へのレイプ殺人事件。悲鳴を聞いたり目撃したりした住民がいたのに誰もすぐに助けなかったことに疑問を抱いた。

 彼らは実験を行い、被験者を部屋に入れて別の部屋にいるサクラと電話させた。サクラは突然発作を起こし、助けを求める。被験者が1人の時、別の部屋の研究者に異常を知らせるまでの時間は平均1分以内だったが6人の時は2分以上かかった。

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