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タンチョウ 絶滅危機脱した?

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人間の与える餌を求めて給餌場に集まるタンチョウ=北海道鶴居村の鶴見台で2010年1月、タンチョウ保護研究グループ提供
人間の与える餌を求めて給餌場に集まるタンチョウ=北海道鶴居村の鶴見台で2010年1月、タンチョウ保護研究グループ提供

 <くらしナビ・環境>

 北海道東部などに生息する国の特別天然記念物のタンチョウが、絶滅危惧の評価を巡って揺れている。個体数が減っていないとして、国際的な野生生物レッドリストでランクを引き下げる動きもあるが、本当に大丈夫な段階なのか。

 札幌市中心部から約30キロの距離にある長沼町の舞鶴遊水地。ここで5月24日、タンチョウのヒナ2羽が生まれたことが確認された。

 乱獲や水田開発などの影響で、1世紀以上も確認されていなかった札幌圏での繁殖。2015年に町が地元農業者を中心に専門家をアドバイザーに加えた共生検討会議を発足させ、生息環境を整えてきた成果だった。「舞鶴遊水地にタンチョウを呼び戻す会」の加藤幸一(よしかず)会長(67)は「最初の目標は呼び戻すことだった。まさか越冬してヒナまでかえしてくれるとは」とかみしめる。

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