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観光客の救急搬送当面取りやめ 香川の離島・豊島 消防団「島民守れなくなる」

観光客の救急搬送を当面取りやめることについて説明する土庄町消防団豊島分団長の多田初さん=香川県土庄町で2020年8月2日午後0時22分、金志尚撮影

 「アートの島」として近年多くの観光客が訪れる離島の豊島(てしま)(香川県土庄町)で、救急搬送を担う地元消防団が観光客の搬送を当面取りやめることを決めた。団員の新型コロナウイルス感染を防ぐのが理由だ。落ち込んだ経済を立て直そうと国は観光振興を図っているが、医療や救急体制が脆弱(ぜいじゃく)な地域での観光客受け入れは大きなリスクを伴う。消防団の今回の決定は、コロナ禍の中で離島が観光客を迎えることの難しさを突きつけている。

 「島の観光客には関東や関西から来る人も多く、団員の中からも『搬送したくない』という声が上がるようになった。僕らが感染して動けなくなると、本来やらないといけない島民の救急搬送ができなくなる」

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