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 ナシーム・ニコラス・タレブ著「反脆弱(ぜいじゃく)性―不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」(ダイヤモンド社)は、予測不可能なコロナの時代に必要な能力は何かを、考える契機になる本だ。不規則な事象、予測不能な衝撃、変動性を味方につけて自己再生できる力を「反脆弱」と表現した。そのなかで旅と人生を重ねている箇所がある。いわく、スケジュールが決まっている観光しかしない観光客のような人生こそが、脆弱な人生だ、と。

 確かに旅そのものも、スケジュールが決まっている観光から得られるものは少ない。しかし「Go Toトラベル」で政府から35%や50%を補助してもらうには、旅行代理店などで旅行商品とやらを買わなくてはならない。この、自分以外の誰かが決めたスケジュールの組み合わせこそ近現代的な旅行であり、それは近現代的な人生観に対応しているのかもしれない。

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