メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大岡信と戦後日本

/27 宇宙連詩まで 他者との接触に根差して

「宇宙連詩」シンポジウムで語る毛利衛さん(右から2人目)と大岡信(左から2人目)ら=東京・大手町で2006年10月10日、手塚さや香さん撮影

 <丘のうなじがまるで光つたやうではないか/灌木(かんぼく)の葉がいつせいにひるがへつたにすぎないのに//こひびとよ きみの眼はかたつてゐた/あめつちのはじめ 非有(ひゆう)だけがあつた日のふかいへこみを>

 大岡信の詩集『春 少女に』(1978年)の巻頭に収められた詩「丘のうなじ」冒頭2連である。詩集には「深瀬サキに」と献辞がある。妻、かね子さんの劇作家としての筆名だ。

 全22編の詩集は1連2行の形式の作品を多く含み、またかなりの詩編が過去の回想を交えた恋愛詩と呼んでいいものだ。詩壇でも高く評価され、翌79年に無限賞を受賞する。詩人の代表詩集とも目されている。

この記事は有料記事です。

残り1582文字(全文1865文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 複数選手が脱水症状 プリンセス駅伝でアクシデントが相次ぐ理由とは

  2. ORICON NEWS 『鬼滅の刃』もはや“日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新…企業コラボも恩恵続々

  3. 「足立区滅ぶ」LGBT差別発言の区議が本会議で謝罪 「傷ついた全ての方に心からおわびします」

  4. 特集ワイド 令和おじさん、パンケーキおじさん 「庶民派」菅首相の正体 中島岳志・東工大教授に聞く

  5. 菅首相は「反知性主義」なのか 任命拒否問題で神学者・森本あんりさんが抱く違和感

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです