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何において生き甲斐を見いだすべきか。失われた青春。刻一刻時の流れは瞬時も憩いを知らぬ
「日本戦没学生の手記 きけわだつみのこえ」に日記の一部などが収められている中村徳郎氏(1918~44年)について、遺品を展示する「わだつみ平和文庫常設展示」が甲州市中央公民館で7月始まった。戦争や全体主義、精神主義の不合理を主張しながら、時代にのみ込まれた無念な心情が読み取れる。戦後75年。改めて非情な戦争を問い直している。【去石信一】
並んでいるのは、小さいころから入隊中までの日記、両親に宛てた最後の手紙、死亡告知書、各時代の写真など。これら47点は同市の指定文化財になっている。
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