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自動車内装品メーカーのカワシマ(名古屋市中村区)が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医師や看護師らが感染防止のために着用する医療用の使い捨てガウンの製造に取り組んでいる。生産を始めた4月当初は月産1万枚程度だったが、今では月産40万枚程度まで拡大。全国的に新規感染者の確認が再び急増している中、欠かせない製品となっている。
本業は自動車ドアの防水カバーや新車の座席にかぶせているビニールカバーを製造し、自動車部品メーカーなどに製品を納めている。川島謙一社長(44)は、中国で医療用ガウンが不足してゴミ袋を使っている報道を見て、これまで培ってきた接着剤を使わないポリエチレン溶着の技術や使い捨て製品を量産してきたノウハウを生かせると考え、ガウンの生産に乗り出すことを決めた。
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