「中国のマスク外交は不発に終わり、しかも逆効果だった」。欧州の民間シンクタンク「欧州外交評議会(ECFR)」が7月20日発表のリポートでそう分析した。中国は新型コロナウイルスの震源地となった後、医療物資などの対外支援を通じて国際的なイメージの好転を目指すが、最近相次いで発表された欧米の世論調査は、中国が直面する逆風を浮き彫りにしている。
中国は新型ウイルスの国内感染が沈静化した後、欧州を含む150カ国以上へマスクなどの医療物資を提供した。「マスク外交」と呼ばれ、国際貢献ぶりをアピールし、相手国との関係を強化する戦略だが、現状ではイメージアップにつながっていない。
この記事は有料記事です。
残り1422文字(全文1707文字)
毎時01分更新
日本と韓国は、葛藤を乗り越えられないまま、2021年の歩み…
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
終息が見えない新型コロナウイルスについて、菅義偉首相ら政府…