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休日の昼下がり、単身赴任をしている私の携帯電話に、めったに連絡をよこすことのない中学1年生の次男からメッセージが届いた。何の説明もなく、たった1行だけ「僕、家出します」。画面上に浮かぶ現実味のないその1行を見つめたまま、あぜんとしてしまった。
何かの冗談であってくれと願いながら返信してみたものの、私のメッセージが既読になることはなく、電話もつながらない状態だった。急に胸騒ぎがして妻に連絡すると、最近の勉強に対する姿勢などをめぐ…
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