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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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九州豪雨 1411人避難続く 1カ月前、戻れたなら

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球磨川の氾濫で母の川口豊美さんと伯母の牛嶋満子さんが犠牲になった現場を訪れる平野みきさん(手前)=熊本県球磨村で2020年8月4日午前11時56分、津村豊和撮影
球磨川の氾濫で母の川口豊美さんと伯母の牛嶋満子さんが犠牲になった現場を訪れる平野みきさん(手前)=熊本県球磨村で2020年8月4日午前11時56分、津村豊和撮影

 熊本県南部を中心に甚大な被害をもたらした九州豪雨は、災害発生から4日で1カ月を迎えた。九州では76人が死亡、3人が行方不明になっており、熊本県では今も1411人が避難所生活を余儀なくされている。災害ボランティアが県内在住者に限定されるなど、新型コロナウイルスが被災者の生活再建に影を落としている。

 球磨川の氾濫や土砂崩れで65人が亡くなった熊本県の被災地では、遺族や住民らが故人の冥福を祈った。

 JR肥薩線球泉洞(きゅうせんどう)駅(熊本県球磨村一勝地(いっしょうち))前の川口商店跡では、亡くなった川口豊美さん(当時73歳)と姉の牛嶋満子さん(同78歳)の親族らが線香を供え、静かに手を合わせた。2人は約50年前から続く自宅兼店舗を引き継ぎ、切り盛りしてきたが、球磨川の濁流に基礎ごと流された。流木や土砂が撤去され更地となった店の跡で川口さんの長女、平野みきさん(49)は「母もここまで水が来…

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