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都内でも「うがい薬は売り切れ」の張り紙 一夜にして店頭から消えた 「吉村知事会見」を考える

ドラッグストアには「完売」の無情の張り紙が。コロナ禍の初期、ネット上で「紙類がなくなる」というデマが流れ、買いだめが起きて、本当に店頭からトイレットペーパーなどが姿を消したが、今回は吉村知事の会見が発端=東京都内で2020年8月5日午前、吉井理記撮影

 イヤな予感はしたのである。ワイドショーも生中継した吉村洋文・大阪府知事の「うがい薬が新型コロナウイルスに有効」会見のことである。専門家も薬の効果に疑問符を付けるが、別の効果はてきめんだった。一夜にしてあちこちの店頭からうがい薬が消えたのだ。あの会見は何だったのか。【吉井理記/統合デジタル取材センター】

 吉村知事の会見に驚いた読者も多かろう。人気のある「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)は、「吉村知事、コロナ治療効果のある薬を発表へ」とのテロップを流し、時間を割いて生中継までしたのである。在宅勤務中の記者も仕事そっちのけ、思わず見入ってしまった。

 会見の内容をざっくり言えば、「大阪はびきの医療センター」(羽曳野市)が軽症の新型コロナ感染者41人に、市販うがい薬に使われる薬剤「ポビドンヨード」を含むうがい薬で1日4回のうがいをしてもらった結果、唾液中のウイルスを減らす可能性があることがわかった――というものだ。吉村知事は「唾液のPCR(検査)をした時に圧倒的に陽性が減る。うがい薬をすることで、このコロナにある意味、打ち勝てるんではないかとすら思っている」とまとめてみせた。

 会見を聞くうち、疑問も膨らむ。うがい薬はウイルスや菌の消毒効果があるからこそのうがい薬である。これでうがいをすれば…

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