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内堀(うちぼり)タケシさん(65)
持ち主が小学校を卒業し、役目を終えた国内のランドセルをアフガニスタンの子供たちに贈るプロジェクト「ランドセルは海を越えて」を追った写真絵本「7年目のランドセル」(国土社)を6月に出版した。
米同時多発テロ直後の2001年末に初めてアフガンを取材して以来、現地の日常風景を記録してきた。04年に化学メーカー「クラレ」が発案、NGO「ジョイセフ」の協力で始まったランドセルプロジェクトを継続して取材。これまでに12万個以上が届けられた。
写真絵本では、11年に歌手の平原綾香さんが贈ったピンク色のランドセルを受け取ったアフガンの少女、タルワサさんを通し、紛争と隣り合わせで生きる子供たちの姿を描写。新品の文房具が詰まったランドセルを初めて開けた瞬間のタルワサさんの輝く笑顔がまぶしい。物資が乏しく、机がない学校や校舎がない「青空教室」も珍しくない現地では、ランドセルは机代わりにもなり、子供たちの学びを支えているという。
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