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女の気持ち

夏が来るたびに 埼玉県飯能市・金井修子(主婦・72歳)

 今年もまた暑い夏がやってきた。平和への願いを訴え続けた恩師を思うときでもある。死線をさまよう引き揚げ船の体験を涙を浮かべながら語ってくれたのは、私が小学4年生のときの担任の先生だった。その体験のひどさに、教室は静まりかえった。

 私たちの還暦の会で、先生は樺太引き揚げ船での体験を再度話された。魚雷が命中して船は傾き、爆風で先生のおばあさんは海へ消えた。船を軽くするため皆で荷物を海へ投げ捨て、死を覚悟したという。

 人生の経験をそれなりにしていた私たちには、胸に迫る話であった。数カ月後、先生から原稿用紙4枚につづった体験記を封書で受け取った。最後にこう結ばれていた。

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