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一軒一軒訪ね複写した72人の遺影 母の記憶ない77歳男性が集めた「生の証し」

被爆死した義勇隊員の遺影について説明する遺族会の柳原有宏会長=広島市中区で2020年8月6日午前8時55分、藤井達也撮影

 平和記念公園の西端に建つ「義勇隊の碑」前では6日朝、この付近で原爆に遭って亡くなった72人の遺影が掲げられ、慰霊祭が行われた。写真を集めたのは「川内村国民義勇隊」の遺族会長、柳原有宏さん(77)=広島市安佐南区。ここで犠牲になるまで生きていた証しを表すとともに、年老いて出席できなくなった遺族の思いも受け止めたいと、1軒ずつ訪ね歩いて複写した。新型コロナウイルス禍もあってこの日の参列者は例年の半数以下となる約50人に減ったが、その1枚に写る母を見て「皆さんと一緒だから少しはうれしそうかな」と充実感をにじませた。

 セピア色の写真のなかには、学生服を着た男性や着物姿の女性もいる。香の煙が立ち上る碑の横にそれらの遺影を張ったボードを三つ並べ、柳原さんは「安らかに天国で過ごしてほしい」と手を合わせた。

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