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戦後75年

「一人になるまで活動」 木村緋紗子さん(83) 県原爆被害者の会、体験の継承課題 /宮城

県内在住の被爆者が描いた当時の絵の前に立つ木村緋紗子さん。左上は自身が描いた、全身の皮膚が焼けただれた祖父の絵=仙台市福祉プラザで

 広島、長崎への米軍による原爆投下から75年。被爆者の高齢化が進み、体験の継承が年々難しくなる中、県内在住の被爆者らでつくる県原爆被害者の会(はぎの会)の木村緋紗子会長(83)=仙台市太白区=は「最後の一人になるまで活動を続ける」と力を込める。【滝沢一誠】

 木村さんは8歳の時に広島の爆心地から1・6キロほど離れた祖父の別荘で被爆。爆風で崩れた家の下敷きになったが、母に助けられた。だが、爆心地近くにいた父は3日後に命を落とし、全身の皮膚が真っ赤に焼けただれた祖父も看病の末、息を引き取った。結婚後、宮城に移り住み、35年ほど前から自身の体験の講話や核廃絶を訴える活動を始めた。

 木村さんによると、県内の被爆者は104人で、このうち26人と被爆2世の4人が同会の会員として活動している。設立当時の1958年には300人以上いたが、会員の高齢化や体調不良などで会員は年々減少しているという。「去年は会計担当の方が亡くなった。事務は私が全て引き受けている」

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