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路上のまなざし

御巣鷹・命のみちしるべ/5 「企業の心」に一石 /東京

健太さんのお墓には、愛用のキャッチャーミットの石像がある=宮城県大崎市で2020年6月15日、萩尾信也撮影

 長男の遺品の野球ボールをリュックに、御巣鷹に通う夫婦がいる。

 宮城県大崎市の田村孝行さん(59)と、弘美さん(57)。2011年の東日本大震災の津波で亡くなった健太さん(当時25歳)が、練習で使っていた硬式球である。

 健太さんは、日航機事故が起きた年の9月に生まれた。父親譲りの野球少年で、県立古川高校野球部の捕手としてチームをけん引し、最終学年の夏の県大会ではベスト8に勝ち上がった。

 東京の大学に進学し、「故郷で就職を」という両親の思いをくんで、県内屈指の大企業である七十七銀行に就職した。その3年後、女川町の銀行支店に勤務中に、激震に襲われた。

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