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コロナ禍の夏、悩みは国会議員も一緒? 地元での活動に「逆風」

新型コロナウイルスの感染拡大により出荷量の減少に悩む選挙区内の農家を訪れ、現状を聞く自民党の村井英樹衆院議員(右)=さいたま市岩槻区で2020年8月4日午前11時50分ごろ、飼手勇介撮影

 新型コロナウイルス感染症がまん延して初めての夏。お盆休みの帰省自粛は求めず、観光需要喚起策「Go Toトラベル」を促進する国に対し、旅行、帰省も自粛を呼びかける東京都などの自治体もあり、「一体どうすればいいの」と戸惑う人も多いだろう。だが、悩んでいるのは国会議員も同じであるようだ。若手議員の政治活動の様子をのぞいてみた。

 「融資が決まるまでは生きた心地がしなかったよ。愚痴もたくさん聞いてもらっちゃって」

 衆院埼玉1区選出の村井英樹衆院議員(40)=自民党=が4日、さいたま市岩槻区のタクシー会社の事務所に顔を出すと男性社長(53)が笑顔を見せた。利用客が激減して経営が悪化する中、村井氏の地元秘書が相談に乗り、政府が打ち出した実質無利子・無担保融資の利用を勧めてくれたことへの感謝だった。

 村井氏はコロナ禍を受け、地元の政治活動を「個別対応」重視に切り替えた。

 これまではひと夏に100件以上の夏祭りをはしごし、秋には十数件の自治体の運動会に参加。地元事務所主催のカラオケ大会やソフトボール大会などのイベントを開催するなど、「多くの人の集まる場所」に顔を出し、新たな支持者獲得に努めてきた。狙いは「きっかけ作り」。年2回、国会での活動報告のビラを選挙区内の約18万世帯にポスティング。宛先が分かる3万人には別途、郵送もしてきた。費用は1回約1000万円に上るが、村井氏は「知らない人のビラはまず読まれない。目を通してもらうためにはどこかで『見た』『会った』というきっかけがいる」と「顔見せ」の重要性を指摘する。

 ところがこの夏、新型コロナの影響でほぼ全てのイベントや会合が中止になってしまった。窮地の村井氏が軸足を移したのが、困難に見舞われた事業者…

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