「昔の恋人が忘れられず、会いたくてどうしようもない」女性へ 渡辺えりさんのアドバイス

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ひょっとしたらあの頃のように……=ゲッティ
ひょっとしたらあの頃のように……=ゲッティ

 「昔の恋人が忘れられず、会いたくてどうしようもない」。毎日新聞朝刊の連載コラム「人生相談」に、68歳の女性のこんな悩みを掲載した。すると後日、同世代の60代後半の女性2人から「私も同じです」という趣旨の手紙をいただいた。年を重ねて、青春時代の激しい恋を思い出すのは、誰にでもあることかもしれない。そんな心境になったとき、会いに行くほうがいいのか、そっと胸にしまい込むほうがいいのか。人生の大きな岐路のような気がする。レギュラー回答者の俳優、渡辺えりさん(65)に改めて聞いた。【江畑佳明/統合デジタル取材センター】

「不満」はないものの……

 4月25日付朝刊に掲載した相談は、こんな内容だった。

 <2人の子どもが独立し、夫と2人暮らしです。夫は優しく不満はありません。しかし時々、昔の交際相手を思い出し、会いたくてどうしようもなくなります。(略)再び交際したい気持ちもあります。くすぶる思いをどう処理してよいか分かりません>

 渡辺さんはこう回答している。

 <お相手がまだご存命なら、捜し出して会ったほうがよいと思います>

 渡辺さんが「人生相談」の回答者になったのは2016年10月。以降、家族関係や恋愛、仕事などの悩みに親身になってアドバイスしてきた。昨年12月にはこれまでの回答をまとめ、「渡辺えりの人生相談」(毎日新聞出版)を出版している。

 読者2人からの手紙を見た渡辺さんは「その気持ち、よくわかります。青春時代は誰だって、楽しいことやつらいことがたくさんあったでしょうし」と共感した。

 だが女性たちは「夫は優しい」「今の生活に不満はない」などと書いていた。では、なぜそれほど思いが募るのだろうか。

 「考えてもみてくださいよ」と渡辺さん。「懸命に育てた子どもが独立して家を出て、残ったのは夫と自分だけ。夫は仕事終…

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