特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

お盆に病床は逼迫するの? コロナ治療最前線の病院に聞いた

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
記者会見で「特別な夏」と書かれたパネルを掲げる東京都の小池百合子知事=2020年8月6日午後5時14分、李英浩撮影
記者会見で「特別な夏」と書かれたパネルを掲げる東京都の小池百合子知事=2020年8月6日午後5時14分、李英浩撮影

 3連休初日の8日からお盆休みが事実上スタートした。新型コロナウイルスの感染拡大が続く今年のお盆は、帰省すべきか、自粛すべきかで迷い、決めてもモヤモヤした夏を過ごしている人も多いだろう。もっともコロナ対策の最前線に立つ医療従事者たちは休みどころではない。医療体制の逼迫(ひっぱく)が懸念されているからだ。全国の感染者の半数を占める首都圏1都3県でコロナ患者の治療拠点となっている指定医療機関(特定・第1種感染症)に緊急アンケートを実施した。【吉田卓矢/統合デジタル取材センター】

小池都知事は「この夏は特別な夏」

 東京都の小池百合子知事は6日の記者会見で「この夏は特別な夏」とのボードを掲げ、お盆期間中の「旅行と帰省」「夜間の会食」「遠くへの外出」を控えるよう呼びかけた。

 この会見の翌7日、都内の感染者数は462人を記録した。400人超えは8月1日の472人以来。200人超えは11日間連続である。7日の会見で、小池知事は新型コロナの専門病院2カ所(計200床)を整備すると発表するなど対策強化をアピールした。

 小池知事が特に警戒しているのが、高齢者への感染拡大だ。6日の会見では「高齢の感染者の4割が家庭内感染」と明らかにして、家庭内では食事の時間をずらしたり、会話する時はマスクを着用したりするようにと呼びかけた。感染急拡大を受けて、他県の知事からも帰省自粛を求める声が上がっている。

安倍首相は「新しい旅のスタイルを」 ちぐはぐな国と地方

 一方で、政府の態度は煮え切らない。西村康稔経済再生担当相が「(お盆の帰省は)慎重に考えないといけないのではないか」と述べたぐらいで、Go toトラベル事業は継続され、国会が開かれることもなく、新たな感染対策も示されていない。安倍晋三首相は49日ぶりとなる6日の記者会見で「ウィズコロナ時代の安全で安心な新しい旅のスタイルを定着させたい。帰省に際し、基本的な感染防止策を徹底するようお願いしたい」と発言しただけで、帰省自粛を求めなかった。

 ツイッター上には、「医療崩壊しているの?実際に(病床は)どれだけ余裕があるの?」「東京も地方もどんな状態か分かっていますか? (感染防止のために)人の流れを止めて!」「医療崩壊間近か?」「もう自分で自分を、家族を守るしかない」「国、地方でバラバラすぎる」などと不安や不満が次々と投稿されている。

既に病床7割埋まった病院も

 では、実際に新型コロナ患者の治療に当たっている医療現場…

この記事は有料記事です。

残り2006文字(全文3035文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集