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時代の風

人類のエネルギー消費 地球1.6個分は多すぎる=長谷川眞理子・総合研究大学院大学長

=根岸基弘撮影

 世界はこれからどうなっていくのだろう? コロナの感染拡大により、これまで私たちが当たり前に行ってきたことの多くができなくなった。それは、みんなで集まって仕事をしたり、食べたり飲んだりおしゃべりしたりすることである。

 人類は協力して生業を営み、火を囲んで一緒に食事をし、スポーツやらお祭りやらの楽しいことを一緒にすることで連帯感を醸成してきた。そうしたいという欲望は、私たちの生きがいと直結している。このことは、人類が農耕と牧畜を始め、定住生活をするようになるよりずっと前からそうだった。

 それが、定住生活を始めると「仕事」の種類が変わり、社会のあり方が大きく変わった。多くの人間がいつも一緒に顔を合わせて暮らせるので、仕事が分割、分業化された。知識も分割され、それぞれの専門領域ができて、専門家集団の中で洗練されていく。より効率的に、より楽に、より多くの物資を手に入れる方法が発明され、その速度がどんどん加速した。楽しいことの種類も増え、美しいものへの追求も深まった。つまりは、あらゆる…

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