長崎原爆投下75年 コロナと核「一人一人が当事者」 平和祈念式典

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早朝ミサで原爆犠牲者を悼み平和への祈りをささげる人たち=長崎市の浦上天主堂で2020年8月9日午前6時31分、矢頭智剛撮影
早朝ミサで原爆犠牲者を悼み平和への祈りをささげる人たち=長崎市の浦上天主堂で2020年8月9日午前6時31分、矢頭智剛撮影

 7万4000人の命が奪われた長崎市への原爆投下から9日で75年になった。同市の平和公園では「長崎を最後の被爆地に」との願いを込めて平和祈念式典が開かれ、原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて参列者が黙とうをささげた。今年は新型コロナウイルスの影響で参列者を例年の1割程度の約500人に限定。安倍晋三首相やアントニオ・グテレス国連事務総長の代理の中満泉事務次長の他、68カ国の代表が参列している。

 長崎市の田上富久市長は式典で平和宣言を読み上げ、新型コロナウイルスを核の脅威に例えて一人一人が問題の当事者だと呼びかけた他、3年前に国連で採択されて日本がまだ批准していない核兵器禁止条約への早期署名・批准を引き続き求めた。原爆症に苦しむ被爆者援護の拡充や、国の指定地域外で被爆して被爆者と認められない「被爆体験者」の救済も要望した。

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