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岐阜県下呂市と高山市、白川町では7月8日に飛驒川が氾濫するなど、県内では民家43棟が全半壊、30棟が床上浸水した(8月7日現在)。水が引いた後も長雨が続き、1カ月たった今も復旧が遅れ、住民は不自由な生活を強いられている。【黒詰拓也】
下呂市萩原町中呂の千田みちえさん(77)が今月3日、床上浸水した自宅内を見せてくれた。仏間の畳は上がったままだ。床下の土に向けて扇風機で送風しているが、湿ったままだ。乾燥したら消毒剤を散布する。しかし、注文した畳はお盆も近づき、いつ届くか分からないという。
自宅前の国道41号に沿って飛驒川が流れる。7月8日未明、水位が急に上がった。消防団の呼びかけで家族5人は近くの公民館に避難した。午前9時ごろに自宅に戻ると、庭には2、3匹のアユが横たわっていた。
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