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とうほく全国1位探求

盛岡市民の豆腐購入額 おいしさ引き出す名水 できたて買いやすく

半世紀以上にわたって豆腐の製造・販売を続ける「田楽茶屋」の斉藤タマさん=岩手県滝沢市巣子で2020年7月27日15時49分、山田豊撮影

 みそ汁や鍋物、おつまみにサラダとさまざまな料理に使われ、日本人の食卓に欠かせない豆腐。総務省の調査によると、1世帯あたりの年間購入額は全国の県庁所在市の中で盛岡市が1位だ。理由を探ると、その根拠になりそうな岩手の風土や習慣が見えてきた。

 市や業界関係者の話によると、盛岡には昔から、おいしい豆腐を食べられる土壌があったらしい。同市経済企画課の担当者は、1位になる明確な理由は分からないと言いつつも「『平成の名水百選』にも入っている大慈(だいじ)清水や青龍水など、盛岡には有名な地下水がある」とヒントを示してくれた。「豆腐を作るのに水は大事。良い水で作られた盛岡の豆腐は昔からおいしいイメージがあり、市民に豆腐を買う習慣が定着したのでは」と推測する。

 盛岡には戦後間もなくから、豆腐店が多かったようだ。同市本町通の豆腐店「平安商店」の社長で、北東北豆腐流通協議会の理事も務める平野隆さん(72)によると、1950年前後には、人口10万人あまりの同市内だけで100店近くが存在したという。「豆腐の製造は初期投資が少なくて済み、戦後になって多くの人が始めた」と解説する。豆腐を積んだ自転車やリヤカーからラッパの音が聞こえると、主婦たちが鍋を持って集まって…

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