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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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首相あいさつ93%一致 広島と長崎、過去例とも類似 被爆者「ばかにしている」

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平和記念式典であいさつする安倍晋三首相=広島市中区で2020年8月6日午前8時31分、山田尚弘撮影
平和記念式典であいさつする安倍晋三首相=広島市中区で2020年8月6日午前8時31分、山田尚弘撮影

 長崎市で9日に開かれた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出席した安倍晋三首相のあいさつが、6日の広島市の平和記念式典でのあいさつとほぼ同じだという指摘がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で相次いでいる。実際に首相官邸のホームページで見比べてみると、確かに酷似している。調べてみると、文言がなんと約93%も一致していた。こうなるともう、「使い回し」か「コピペ」と言わざるをえない。被爆者団体などからは当然、「ばかにしている」「心に響かない」といった批判の声が上がった。【上東麻子/統合デジタル取材センター、今野悠貴/長崎支局】

官邸HPに全文が掲載

 安倍首相のあいさつ全文は首相官邸のホームページ(HP)に掲載されている(広島長崎)。両方を一読するだけで、よく似ているのが分かる。

 冒頭はこ…

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【広島・長崎原爆】

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