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コロナ下の視覚障害者、社会的距離とれず苦境 電車内、無言で脇押され/レジ足元マーク、見えず

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盲導犬を連れて歩く林美穂さん=東京都千代田区で7月
盲導犬を連れて歩く林美穂さん=東京都千代田区で7月

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「ソーシャルディスタンス」に、視覚障害者が苦境に立たされている。人との距離がつかめず、心ない言動を受けることが増えているのだ。何が起きているのか当事者に聞いた。

 それは緊急事態宣言下の5月のことだった。東京都内に住む全盲の林美穂さん(47)は盲導犬を連れ、勤務先の福祉事業所へ向かうため電車に乗り込んだ。しばらくして脇腹をつえのグリップのようなもので何度かぐいっと押された。相手は無言。電車がすいていたため「位置が近すぎると言いたいのかも」と感じた。反対方向へ数歩ずれたが、気味悪さが残った。

 別の日には「動物を連れ込むなんて」と男性から非難した口調で言われた。ペットへの感染が話題になっていたからだろうか。「犬からは感染しませんよ」。声がする方向に言い返したものの「何をされるかわからない」という不安が募り、次の駅で降りた。

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