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「希望、きこえる?」ルワンダ初の子ども向けラジオ番組 立ち上げた日本人女性の思い

著書を手に、ルワンダでの仕事について話す栄谷明子さん=2020年7月21日、斎藤広子撮影

 アフリカ中部ルワンダで初となる子ども向けラジオ番組を立ち上げた日本人女性がいる。元国連児童基金(ユニセフ)職員の栄谷明子さん(42)=エジプト・カイロ在住=だ。その取り組みをつづった著書「希望、きこえる?~ルワンダのラジオに子どもの歌が流れた日」(汐文社)がこのほど出版された。ルワンダは1994年に80万人が犠牲になる大虐殺が起きた国。当時、国民同士の虐殺をあおったのもラジオ放送だったが、子どもの未来のために生まれ変わった。子ども向け番組を作った理由は。著書に込めた思いは――。【鵜塚健/統合デジタル取材センター】

子守歌知らないまま親に

 栄谷さんは、2004年にユニセフに入り、セルビア、スイス、米国での勤務を経て、13年にルワンダに赴任した。

 大虐殺を経験したルワンダは近年、都市部を中心に経済発展が進むが、「遺族でない人を探すのが難しい」と思うほど、悲劇の爪痕が残っているという。子どものころ両親を失い、孤児院や親族の家で育てられ、愛情を十分に受けられないまま大人になった人も多い。昔話や童謡、子守歌を聞いたことがない人も珍しくない。栄谷さんが出会った幼稚園の先生は「童謡を3曲しか知らず、毎日繰り返し歌っていた」という。「このままではルワンダの貴重な文化が失われ、それによって子どもの成長が阻まれてしまう。なんとかしたい」と考えた。

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