なぜ中国は香港民主派の弾圧を強めているのか 「自制」ポーズ見せても強硬な理由

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香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕された民主派の周庭氏=香港で10日、AP
香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕された民主派の周庭氏=香港で10日、AP

 香港警察は10日、民主活動家の周庭(英語名アグネス・チョウ)氏(23)や民主派の香港紙「蘋果(ひんか)日報」を創業した黎智英氏(71)ら10人を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕した。香港政府は国安法による取り締まり対象を香港独立派など「ごく一部の勢力」と説明していたが、米国人も指名手配されるなど「弾圧が本格化している」との声も上がる。民主派寄りメディアの取材を警察が排除する動きもあり、報道の自由が形骸化している。

「これが逮捕前の最後の映像にならないことを望む」

 警察は11日未明、逮捕した周氏ら10人に「外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えた」として国安法29条を適用したと発表した。29条の最高刑は無期懲役。

 周氏は独学の日本語を駆使してツイッターなどで支持を呼びかけており、日本で知名度が高い。周氏は国安法の施行後、表だった活動を減らしていた。警…

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