特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

海水浴客減とコロナ禍で決意した閉店 千葉・御宿の観光支えた土産品店「シーガル」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
シーガルの店先に立つ内山さん=千葉県御宿町で
シーガルの店先に立つ内山さん=千葉県御宿町で

 かつては年間100万人を超える海水浴客を集めてにぎわった千葉県御宿町で、半世紀にわたり観光振興を支えてきた土産品店「シーガル」が9月末で閉店することになった。近年の海水浴客減少に加え、コロナ禍により将来の見通しが立たなくなった。【金沢衛】

 内山浩さん(73)が店を開いたのは1971年。同町の観光の代名詞となったラクダの「月の沙漠記念像」づくりに奔走した父親から雑貨店を引き継ぎ、御宿駅前の倉庫の一部を借りて6・6平方メートルの売り場からスタートした。海水浴客が増えることを見越した出店は大成功を収めた。77年には現在の店に入居し、貝殻を細工した置物や風鈴、アクセサリーなどの土産が飛ぶように売れた。

 御宿海岸への海水浴客は70年ごろに100万人を突破し、80年代には150万人を超える人気の海となった。駅に列車が到着するたび、店の前には海岸へ向かう客が何十メートルも続いたという。「お盆の3日間は毎日400万円の売り上げがあった。怖くなるほど売れた」という。約230平方メートルあった広い店内はごった返し、30人のアルバイトと7台のレジが休むことなく動いた。月の沙漠や町のキャラクターをアレンジしたTシャツやストラップなどの独自商品も開発し、一時は近隣市町に7店舗を展開し、年間売り上げは10億円に上ったという。

 人出に陰りが見え始めた…

この記事は有料記事です。

残り304文字(全文874文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集