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千葉県佐倉市の京成本線沿いの急な崖に迷い込み、2カ月以上にわたって「崖暮らし」を続けていた子ヤギが11日、体調や不測の事態を心配した関係者らにより保護された。
生後約半年のメスで、近くの志々目(ししめ)邦治さん(63)が飼い始めて間もない5月中旬ごろ、逃げ出した。崖は高さ約20メートルあり、直下は電車が走る京成電鉄の敷地で人が近づけない。草木が茂っているため餌は十分あり、すみ着いたらしい。
コンクリート製の擁壁を縦横に散歩する姿が、通過する電車や近くの道路から見えるため人気者になっていた。アニメーション映画のタイトルから「ポニョ」の愛称まで付いていた。
保護作戦は志々目さんの依頼で、同県睦沢町でヤギ牧場を運営する川和秀夫さん(57)とスタッフやボランティアらが、7月下旬から続けてきた。ヤギが集団行動を取る習性などを利用し、鉄道敷地外におびき寄せる作戦を試みた。
11日は早朝から、同じ年ごろのメス「さくら」を崖の頂上に設置したおりに入れて待機。人が離れて約10分後、仲間に気付いた子ヤギが少しずつ近寄ってきておりの中に入った。さくらは突然、けんかを売るように頭突きを2回し、ひるんだ子ヤギがおりから出ようとしたところを、川和さんがひもを引いておりの出入り口を閉めた。すかさずスタッフがおりに飛び込んで子ヤギを抱きかかえて保護した。
子ヤギは少し暴れたが、すぐにおとなしくなった。見た目は元気そうで毛並みや肉付きの状態は良く、衰弱した様子もなかった。保護の連絡を受け駆けつけた志々目さんは「本当にうれしい。良かった。このところ気が気でなかったが、ヤギや人を傷付けることなく平穏に保護できたのでほっとした。もう逃げ出さないよう柵をきちんとして育てたい」と笑顔で話した。【金沢衛】
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