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変えるの面倒。喉元過ぎれば熱さ忘れる日本人 岩田健太郎・神戸大教授

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東京・池袋の繁華街をマスクを着けて行き交う人たち=東京都豊島区で2020年7月9日、吉田航太撮影
東京・池袋の繁華街をマスクを着けて行き交う人たち=東京都豊島区で2020年7月9日、吉田航太撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で続く中、日本も「第2波」に襲われている。神戸大医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授に状況分析と見通しを聞いた。【構成・國枝すみれ】

変えるの面倒。喉元過ぎれば熱さ忘れる日本人 同調圧力、もろ刃の剣。今度は感染拡大

 世界3大感染症はエイズ、マラリア、結核だが、マラリアやエイズは対策や治療が進み、年間の推定死亡者数はそれぞれ50万人、100万人を下回るレベルになった。新型コロナによる死者数は8月6日時点で70万人を超えた。1年間でみると、(約130万人が死亡する)結核を抜いて世界最大のキラー感染症になる可能性がある。

 世界では毎年、がんや心臓病で数百万人が死亡するが、これに加えて、数十万人規模の大勢の人間が新型コロナで死ぬわけだ。21世紀に入って地震や津波、台風、テロなどさまざまな危機があったが、死者数は米国を震撼(しんかん)させた2001年の9・11同時多発テロが約3000人、我々があれほど心を痛めた東日本大震災でも約1万6000人。コロナが社会に与える衝撃は甚大で、しかも地球規模だ。

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