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バイデン氏が自分を批判し選挙に有利でないハリス氏を選んだ理由 副大統領候補を読む

バイデン氏が副大統領候補に指名したハリス上院議員=米中西部アイオワ州デモインで2019年11月1日、高本耕太撮影

 11月の米大統領選で政権奪還を目指す民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が自身の副大統領候補に指名したのは、非白人女性のカマラ・ハリス上院議員(55)だった。共和党現職のドナルド・トランプ大統領(74)を支持率でリードすることから、選挙戦のカギを握る州で有利になる人選を配慮せずに済んだ形だ。党内の融和を目指すとともに、米国社会の多様性を反映する党のイメージも優先した。【ワシントン高本耕太】

 「国を率いるうえで最適の人物だ」。バイデン氏は11日、ハリス氏指名を伝える支持者宛てのメールでそう説明した。今年3月のテレビ討論会で、副大統領候補に女性を起用する意向を明言。その後、新型コロナウイルス危機や白人警察官による黒人男性暴行死事件で米社会の人種間格差に焦点が当たるなか、非白人の女性を選ぶとの観測が広がっていた。

 副大統領候補はランニングメートと呼ばれ、選挙戦を共に戦う伴走者を意味する。苦戦を強いられている陣営は、特定の有権者層からの支持が期待できる人物や、激戦が予想される重点州にゆかりの深い人物など「選挙に有利か」という点を重視して人選するケースが多い。

 その基準からいえば、ハリス氏はもともと民主党勝利が確実なカリフォルニア州を地盤として、得意分野の司法改革がバイデン氏と重なるため対象とならない。だが現在、南部フロリダなど接戦6州で軒並みトランプ氏をリードするバイデン氏…

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