甲子園に「白スパイク」ブーム これまではアウト、そもそもなぜ黒?
毎日新聞
2020/8/12 16:51(最終更新 8/12 17:24)
有料記事
1297文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

10日に開幕した2020年甲子園高校野球交流試合で、白色のスパイクシューズを使用する高校が登場し、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を中心に注目を集めている。これまで黒一色だった高校球児の足元。なぜ、変化が起こったのか。
「白スパイクだと暑さを感じない。夏でも集中してできる」。第1日(10日)の第2試合で逆転サヨナラ勝ちした明徳義塾(高知)の奥野翔琉中堅手(3年)が効果を口にした。第3日(12日)の第1試合に登場した智弁学園(奈良)の小坂将商監督も「独自大会は黒色スパイクで熱中症が出た。これから白のスパイクで行った方が対応できる」と語る。SNS上でも「炎天下の黒スパイク、本当に暑かったから」「真新しくさわやか」などの反応が見られた。
米国伝来の黒? 白は約10度温度低下
日本高校野球連盟はスパイクについて、メーカーの商標の大きさなど細かく規定し、色もこれまでは黒しか認めていなかった。その理由は定かではないが、関係者によると「米国から野球が伝わった時に黒だった」「昔は染色技術が未発達で、黒しかできなかった」など諸説があるという。
しかし、近年は夏の酷暑が続き、夏の甲子園でも試合途中に脱水症状を訴えたり、足がつったりする選手が増えつつあった。そこで、日本高野連は熱中症対策として、黒より温度が上がりにくいとされる白色のスパイクを認めた。スポーツメーカー大手のミズノの調査では、炎天下でスパイクの内部温度、…
この記事は有料記事です。
残り682文字(全文1297文字)
時系列で見る
-
「無敗」の中京大中京 印出主将に「悔いなし」涙の校歌 センバツ交流試合
243日前 -
中京大中京・高橋 「勝てる投手」証明の150キロ台連発 センバツ交流試合
243日前 -
人生初のサヨナラ生還「落とすかもしれない」 中京大中京・前田 センバツ交流試合
243日前 -
中京大中京の剛腕・高橋に「ただただ驚いた」智弁学園・白石主将 センバツ交流試合
243日前 -
「無敗」掲げた中京大中京 高橋監督「今日は勝ちにこだわった」 センバツ交流試合
243日前 -
「これが高校野球」鹿児島城西・佐々木誠監督 負けても心地よさ センバツ交流試合
243日前 -
号泣の先、見据えた来季 智弁学園のエース・西村 センバツ交流試合
243日前 -
鹿児島城西・古市主将 「意地見せられた。悔いはない」 センバツ交流試合
243日前 -
加藤学園・米山監督「一つの勝利だが大きな勝利」 センバツ交流試合
243日前 -
甲子園に「白スパイク」ブーム これまではアウト、そもそもなぜ黒?
243日前 -
加藤学園、肥沼が1失点快投 鹿児島城西はあと1本が出ず センバツ交流試合
243日前 -
「雰囲気では負けていなかった」 延長で惜敗の智弁学園・小坂監督 センバツ交流試合
243日前 -
加藤学園、鹿児島城西降し甲子園初勝利 杉山がランニングホームラン 交流試合
243日前 -
インフィールドフライからサヨナラ勝ち 冷静な走塁光った中京大中京 センバツ交流試合
243日前 -
高校球児よ、この時と思いは必ず輝く 対外試合禁止処分を経験した元球児より
243日前 -
加藤学園、待望の先制 大村の適時打で鹿児島城西から甲子園初得点 センバツ交流試合
243日前 -
鹿児島城西VS加藤学園 堅守で譲らず無得点のまま中盤へ センバツ交流試合
243日前 -
最速153キロの快刀乱麻 世代一目指す中京大中京・高橋 センバツ交流試合
243日前 -
150キロ台連発の中京大中京・高橋 投手戦で「切磋琢磨できた」 センバツ交流試合
243日前