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目指せロケット再使用 日本、2段階で飛行実験へ

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 米国の宇宙企業スペースXは、ロケットの一部を打ち上げ後に着陸させて回収する技術を獲得し、打ち上げの低コスト化を進めている。将来の宇宙への輸送手段として見逃せない技術で、日本も過去の蓄積を生かし、ロケットの再使用に向けた実験に乗り出した。

 2018年2月、スペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」の推進力を補助するサイドブースター2機が、噴射を終えて同時に帰ってきた。まるで打ち上げの動画を逆再生したような華麗な垂直着陸に、世界中の宇宙関係者が度肝を抜かれた。

 スペースXは15年以降、主力ロケット「ファルコン9」の下部の1段目を再使用し、商業化に成功。「使い捨て」と比べて3~4割のコスト削減になるといい、今後さらに安くなる見込みだ。

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