東地中海でNATO加盟国同士が一触即発 トルコが資源探査強行、ギリシャが撤退要求 

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
トルコ海軍の艦船に守られて地中海を進むトルコの探査船(左から2船目)=トルコ防衛省提供、AP
トルコ海軍の艦船に守られて地中海を進むトルコの探査船(左から2船目)=トルコ防衛省提供、AP

 ギリシャとトルコがそれぞれ権益を主張する東地中海の海域でトルコが海底資源探査を強行し、緊張が高まっている。ギリシャは即時撤退を求めるが、トルコは探査船と共に複数の軍艦を派遣した。北大西洋条約機構(NATO)加盟国同士による一触即発の事態を受け、欧州連合(EU)や米国も対応に乗り出した。

 トルコ当局の発表などによると、資源探査は10日から始まり、23日まで行われる。海域はトルコの南沖、キプロス島の西側に位置し、近くにはギリシャ領のカステロリゾ島などもあり、双方が自国の大陸棚だと主張している。

 ギリシャのデンディアス外相は11日、「ギリシャは主権を守る」と述べ、トルコに対し「直ちにギリシャの大陸棚から離れ」るよう求めた。しかし、トルコのチャブシオール外相はこの日、東地中海での新たな資源開発ライセンスを8月中に発行する方針を示したうえで「妥協は一切しない」と強調した。

この記事は有料記事です。

残り582文字(全文969文字)

あわせて読みたい

注目の特集