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新・さわちゃんのティールーム

「入試」は「就活」のようになるのか=澤圭一郎

 「夏休みが天王山」「夏休みを制する者が入試を制する」。入試を来春に控える受験生に、学校や予備校が叱咤(しった)する言い方だ。普段の授業に追い立てられない長期休暇は、苦手科目をじっくり見直したり、得意な科目をさらに伸ばしたり、深い学習をするための時間が取りやすい。半年先の一般入試に向けて、「天下の分け目」が夏休みの学習というわけだ。

 以前は40日ほどあった夏休みは、コロナ禍で一変した。多くの学校で短縮され、中には1週間や10日間などとなってしまったところもある。4、5月の長期休校のあおりを受けたとはいえ、これでは天王山とは言い難い。

 しかも、この天王山、来春の一般入試を見据えてのフレーズだ。果たして、来春の一般入試がどのような状況になるのか、今は確たることが言えない。なんとも不明瞭な状況を制する「山」になってしまった。

 2021年度入学者対象の来春入試を目指す受験生は、大学入学共通テストでの「記述式問題」と「英語民間試験」の見送りやコロナ禍に巻き込まれ、前代未聞の大変な状況だ。何とか落ち着いた環境で受験を迎えてほしいと願わざるを得ない。

 入試のあり方も大きく変わろうとしている。総合型選抜(旧AO入試)では、いくつかの大学がオンライン面接を取り入れている。調査書や小論文の評価とともに、オンライン上で面接し、志望動機や入学後に取り組みたいことを大学教員が受験生とやりとりするスタイルのようだ。

 中には、オンライン上で大学の講義を聞かせて…

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澤圭一郎

1989年毎日新聞社入社。東京本社社会部記者として、東京都庁や文部科学省、国会などを担当。2010年から教育担当編集委員や教育担当デスクを務め、17年から教育担当論説委員、19年から毎日教育総合研究所代表取締役社長。

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