「共通の敵はイラン」で一致 イスラエル・UAE歴史的合意 米「仲介」は大統領選見据え
毎日新聞
2020/8/14 19:14(最終更新 8/14 20:55)
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トランプ米大統領の仲介によるイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化が13日に発表された。両国を接近させたのは、中東で影響力を増し、「共通の敵」となっていたイランの存在。11月の米大統領選を視野に入れるトランプ米政権も合意を後押しした。長きにわたるイスラエルとアラブ諸国の対立の構図を崩す歴史的な転換点となるのか。
湾岸諸国初 UAE「大胆だが必要な一歩」 サウジの動向注目
「大胆だが必要な一歩。前進することが重要だ」。UAEのガルガシュ外務担当国務相は、記者会見で合意の意義をこう語った。
UAEが決断したイスラエルとの国交正常化は、近年、中東全域で影響力を強めてきたイランに対する脅威認識が背景にある。両国が水面下で育んできた関係が、公式な関係に格上げされたとみられている。
中東では今世紀に入って大きな変動が相次ぎ…
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