映画「もったいないキッチン」監督が心引かれた食品ロス解決のキーワード

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日本フードエコロジーセンターを訪れた(左から)塚本ニキさん、ダービド・グロス監督、井出留美さん。高橋巧一社長(右端)が仕組みを説明した©UNITED PEOPLE
日本フードエコロジーセンターを訪れた(左から)塚本ニキさん、ダービド・グロス監督、井出留美さん。高橋巧一社長(右端)が仕組みを説明した©UNITED PEOPLE

 「食品ロス」の改善策を見いだそうと日本各地を巡ったドキュメンタリー映画「もったいないキッチン」が今月公開された。「もったいない」という日本語に心を動かされたオーストリア人のダービド・グロス監督(42)が、撮影を通じて発見した解決のヒントとは――。【明珍美紀】

飼料化で食の循環

 映画でグロス監督は、廃材利用のキッチンカーを走らせ、生産者、料理人ら「もったいない」の実践者を訪ねた。

 最初の現場は、相模原市の食品リサイクル会社「日本フードエコロジーセンター」だ。次々に運び込まれる野菜やパン、おにぎりなどを作業員が仕分けし、つまようじなどの異物をベルトコンベヤーの上で取り除いている。

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